平成30年は明治維新150周年です。

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意外と知られていない県内各地の幕末・明治維新こぼれ話(その4)

第4回しっちょいどん NPO法人かごしま探検の会 東川隆太郎さん

島津斉彬公の指宿訪問

指宿の温泉は、島津斉彬公のお気に入りであったようだ。江戸生まれで江戸育ちの斉彬は、鹿児島に5回だけしか入国していない。そのうちの三回となる弘化3(1846)年、嘉永4(1851)年、安政5(1858)年に指宿の温泉を訪問している。指宿の二月田には殿様湯と呼ばれる温泉が今でもあるが、そこには藩主らが利用できる施設があった。ここを拠点として斉彬公は、地元の豪商・浜崎太平次と交流を持ち、周辺の井戸掘削などを命じたりしている。弘化3(1846)年11月2日には温泉施設が火事となり、指宿港近くにあった浜崎太平次の屋敷に避難している。また、安政5(1858)年3月には山川港で、幕府の海軍練習船で訪れた勝麟太郎(海舟)と会見している。海防視察や交流も目的であったようだが、やはり肝心の温泉がお気に入りであったことが、鹿児島城下以外の他の地域とは比べものにならない滞在期間の長さにつながったのであろう